首都圏から新潟県へ移住を考えている人へ

首都圏での暮らしを捨てて新潟県に生活の拠点を移すことを考えてみても、実際に実行に移すまでにはなかなか至りません。仕事や人間関係、子どもの学業への影響なども考慮する必要があり、金銭的、時間的な負荷もかかってきます。住み慣れた場所から見知らぬ土地に移住するのは、とても大変なことなのです。しかし、地方自治体もさまざまな施策を打つことで、人々が移住をしやすい環境を作っています。そういったサポートを受けることができれば、難しい移住の心理的障壁も少しは壊せるでしょう。

新潟県に新たに移住するまでには、いくつもの手順を踏む必要があります。まずは新潟県のことを実際に知るために、新潟市が行っているグリーンツーリズムというイベントに参加してみるのもいいでしょう。新潟市で農業や観光を実際に体験することで、より新潟で暮らすことのイメージが具体化されていきます。移住する決意が固まったら、住む場所を探さなければなりません。

空き家活用推進事業を利用すれば、格安で広い物件が手に入ります。この制度は空き家を購入してリフォームした場合、かかった費用の3分の1を県が負担してくれるものです。新潟で新たに就業しようとしているなら、移住支援金の対象になります。もし要件を充たしていれば、一世帯100万円が支給されます。その要件は、5年間東京23区に居住していたか通勤してきたこと。新潟県内に5年以上住み続ける意思があること。対象となっている企業で、5年以上就業する意思があること。3つの要件を充たしていれば、支援の対象として認定されます。経済面と仕事面と居住面が安定すれば、移住後の暮らしも上手くいくことでしょう。